ローコスト住宅を建てる際の注意点をまとめました。
ローコスト住宅は全体的にコストを削減して建てる住宅ですが、企画や提案の段階で家族全体の希望が多ければ、その分は上乗せされて住宅費用に反映されます。そのため、希望をあまり多く出しすぎると、結果としてローコストではなくなってしまう可能性があります。
バリアフリー、断熱材などの有無、内装、耐震化、水周りなど細部にまでこだわるほどにコストがかさんでしまうため、徹底してローコストに抑えるならば、希望はそれほど多く出さない方が良いかもしれません。
低価格住宅は安さが最大の魅力なのですが、あくまでも低価格でできることは限られています。そこに上乗せをしていくと、ローコストの範囲を超えてしまうため、予算の範囲を出ない程度に希望を出すことを意識してみてください。
また、安いからといっていきなり契約することのないように要注意。設備や内装、外装に関わる費用がオプションとしてかさんでいく可能性にも注意したいところです。
まずはローコスト住宅にかかる総費用を算出し、予算からどれだけ出るか、または予算内にきちんと収まるか否かをチェックしましょう。
低価格住宅といっても、必ずしも予算内で希望がすべて聞き届けられるとは限らないため、総費用の見積もりを取って、検討を重ねたうえで答えを出すのが理想的です。
ローコスト住宅の場合、一般の注文住宅に比べてメンテナンスやアフターサービスが限られている場合があります。建物にかかる保証についても限りがあり、アフターサービスは有償で請け負っているケースもみられます。
せっかく憧れの住宅を建てたは良いけれど、その後発生したトラブルに対応してもらうためには、きちんとメンテナンスやアフターケアを万全に整えているメーカーや工務店に依頼をしておきたいところです。
ほとんどの場合、ローコスト住宅の無料メンテナンスの期間は2年程度と短いため、契約の際には細かいところまでしっかりと目を通し、納得したうえで契約を行うようにしたいところです。
ローコスト住宅では断熱性や気密性が一般的な住宅に比べてコスト面で抑えられている可能性があるため、必ずしも質の良い住宅ができあがる補償はありません。
各建築会社やハウスメーカーによって、どれだけの性能をローコスト住宅に反映してくれるかは異なります。あらかじめ規約を確認し、納得したうえで住宅を建てるようにすると安心です。